◆谷瀬のつり橋
本有数の長さを誇る鉄線のつり橋。十津川村No.1の観光スポットです。上野地と谷瀬を結ぶこの巨大なつり橋は長さ297メートル高さ54メートル。そびえ立つ深い山々に囲まれ、眼下には清澄な十津川が流れまさに絶景、最高のロケーションです。歩くたびにゆらゆらと揺れるつり橋はスリル満点!揺れる橋を渡るには勇気が必要ですが、渓谷に沿って連なる山々や橋下を流れる美しい川は、ここでしか見られない十津川の眺望です。
◆日本の滝100選 笹の滝
落差約32メートルにもなる雄大な滝は水しぶきをあげて流れおちる美しさはもちろんのこと、岩肌を流れる白糸の神秘の美しさは一見の価値があります。静寂な自然の中に滝の轟音が響き、体いっぱいにマイナスイオンのシャワーを浴びる心地良さはまさに「大自然の癒し」スポットです。初夏は新緑が美しく、秋は紅葉が雄大な滝をひきたててくれます。木の根が張りめぐる道は森の生命を感じさせ、今も昔と変わらぬ姿で山深き渓流の奥で清く冷たい瀑布を見せてくれます。
◆瀞八丁
吉野熊野国立公園内の奈良県・三重県・和歌山県にまたがる国特別名勝の大峡谷。瀞峡は北山川の上流から奥瀞・下瀞に分かれます。特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しく、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれています。荒々しく切り立つ断崖と巨岩、静かな深い瀞の水は神秘的なコバルトブルーに澄みわたり不思議と心が落ち着きます。風光明媚なこの地は現代人をここが日本であることを忘れさせ、ゆっくりと心に染みわたる感動を与えてくれます。瀞峡の荘厳な岩、澄んだ川、凛とした空気、川風が颯爽と心地いいおすすめの「大自然のリフレッシュ!」スポットです。
◆玉置神社
本宮町の北隣に位置する奈良県十津川村にある玉置山。熊野から吉野まで連なる大峰山系の一峰で、標高1076m。この山頂近くに「熊野三山の奥の宮」ともいわれる玉置神社が鎮座しています。神々が降り立つ玉置山の境内には、神代杉をはじめ樹齢3,000年といわれる老樹大樹が社となりその懐に抱かれるように荘厳な玉置神社の神殿が鎮座しています。ここは世界遺産に指定された「紀伊山地の霊場と参詣道」の一角に位置します。紀伊山地は飛鳥・奈良・京都にまたがる紀伊半島の大部分を占めていて、今でも鬱蒼たる原生林に覆われた山々は、神仏の宿る山として、古の昔から信仰されてきた強力なパワースポットです。また、玉置神社神域の杉の巨樹群は奈良県の天然記念物に指定されています。
◆人力ロープウェイ 野猿
十津川村特有の「人力ロープウェイ」。ホテルに隣接する南の広場にございます。両岸から川の上に張ったワイヤーロープで吊り下げられた「やかた」に乗り、自力で引き綱をたぐり寄せて進みます。猿が木のつるを伝って行く様子に似ている事からこの名がつけられました。スルスルと渓谷を渡るスリルと山々と川が見渡せる眺めの良さは最高!空の上の秘密基地のように子供も大人もドキドキワクワク!童心にかえって楽しめます。「大自然の遊び場」は親子に人気の観光スポットです。
◆熊野参詣道小辺路
熊野参詣道小辺路は、真言密教の総本山高野山から熊野本宮大社にいたる全72kmの聖なる祈りの道です。2004年7月「紀伊山地の霊場と参詣道」としてユネスコの世界遺産に登録されました。日本では初めての「道」の世界遺産です。世界ではスペインのキリスト教の聖地である「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」の巡礼路と世界でただ二つの世界遺産の「道」です。高野山から熊野本宮へは「熊野道」、熊野本宮から高野山へは「高野道」とも呼ばれていました。紀伊半島の奥深い山岳地帯を聖地が結び、ほぼ一直線に十津川村を縦断しています。十津川村の中でも世界遺産が通る果無集落は果無山脈を見渡すその美しさから「天空の郷」と呼ばれています。果無集落は昔ながらの古き良き日本の生活が残っており、のどかな暮らしに旅人がしばし「ほっ」とするスポットです。 |